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合成樹脂、セメント、瓦、鋼材 石油安にともない値下げで合意

 ブンヤリット・ガラヤナミット内国取引局長は一月一九日、合成樹脂、セメント、屋根タイル、鋼材メーカーの担当者との会合で、5~10%の価格値下げで合意したことを明らかにした。原油価格の急落にともなう生産コストの減少から値下げを求めていた。

 合成樹脂の価格は3・85~7・70%値下げとなる一方、セメントの価格は1袋(50㎏)あたり2~3バーツの値下げ、屋根タイルの価格は1枚あたり3~4バーツの値下げになる。鋼材は棒鋼で1トンあたり1500~2000バーツ、鋼板で1000~1500バーツ、型鋼で1000~1200バーツの値下げになる。またブンヤリット局長によれば、化学肥料はすでに1袋(50㎏)あたり10~30バーツの値下げが実現している。

 内国取引局は消費財に関してもメーカーの担当者を呼んで、価格値下げについて話し合うことにしている。調理用ガス(LPG)は便乗値上げの苦情が数多く寄せられており、配達料込みでの参照価格を同局が設けることにしている。ボンベ1本(15㎏)あたり5㎞以下の配達距離で、395バーツを上限とした。

 なお一月二〇日の閣議は、二〇一五年度の統制商品・サービス43品目を承認した。商品・サービス価格委員会の議決に基づくもので、物品は40品目、サービスは3品目。生鮮食品はニンニク、籾米・精米、メイズ、タピオカ・同製品、鶏卵、豚・豚肉、砂糖、食用または非食用の植物油・獣脂、練乳・還元乳、粉乳・牛乳、小麦粉、密封容器入り食品、容器詰め半調理済み食品、パーム椰子の14品目。消費財は洗濯洗剤、生理用ナプキン、トイレットペーパー及びティッシュペーパー、シャンプー、石鹸の5品目。農業資材は肥料、害虫駆除・疫病予防剤、飼料原料、揚水ポンプ、耕運機、稲刈り機の6品目。建設資材はセメント、棒鋼・型鋼、電線、PVC管の4品目。紙・同製品は、段ボール紙、印刷・筆記用紙、パルプの3品目。輸送機器は、車用バッテリー、二輪車用タイヤ・車用タイヤ、自動二輪車・乗用車・トラックの3品目。石油製品は液化石油ガス、燃料油、合成樹脂の3品目。医薬関連製品は、治療薬の1品目。その他製品は学生服の1品目。

 サービスは音楽作品の商業配布権、商品保管サービスと商品保管施設賃貸サービス、農業サービスの3品目。


日付 : 2015年01月26日

By : 週刊タイ経済

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