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自動車のテストセンター チャチュンサオに建設へ

 タイ自動車インスティチュートのウィチャイ・ヂラティユット所長は四月二三日、自動車の検査センターがチャチュンサオ県に設置される見通しになったことを明らかにした。投資額は50億バーツで工業省の年度予算を配分する。建設には4~5年が必要。

 ウィチャイ所長によれば、チャクラモン・パースックワニット工業相は、長年の懸案だった国立自動車検査センター建設のため、チャチュンサオ県サナムチャイケート郡の土地の使用許可で天然資源・環境省と折衝している。土地は林産公団が所有している。国有地を利用することで開発費用を節約する。同所長によれば、工業相はできるだけ早期に内閣の承認を求めると述べている。

 タイの自動車業界はテストセンターの設立を予てより政府に求めていた。センターでテストされた車は仕向け地国で再テストする必要がなくなる。タイの自動車メーカーは現在、新モデルを市場に投入するにあたってインド、台湾、スペインでテストしている。

 テストセンターの開設はタイ自動車インスティチュートの第3次基本計画(二〇一二~二〇一六年度)の重要課題の一つになっている。同インスティチュートは二〇一二年に80億バーツの予算で、テストセンターを建設する計画を洪水復興・未来建設戦略委員会に提出していた。当時の計画では立地は自動車組立工場に近い東部のゲートウェイシティ、アマタシティ、ヘマラート工業団地を想定していた。しかしプアタイ党政府は、テストセンター開発は自動車メーカーもコスト負担すべきだとし、棚上げにしていた。


日付 : 2015年04月27日

By : 週刊タイ経済

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