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第1四半期の自動車販売台数 前年同期比11・7%減に

 タイ国トヨタ自動車が四月二九日に発表した三月の国内自動車(新車)販売台数は7万4117台となり、前年同月比11・7%減と引き続き落ち込んだ。足元の景気の低迷と消費者の信頼感の悪化から新車需要が落ち込んでいることが理由。三月の乗用車の販売台数は3万140台で、前年同月比13・4%減。商用車の販売台数は4万3977台で前年同月比10・6%減となった。商用車のうち1トン・ピックアップ・トラック(PPVを含む)は3万3409台、18・1%減だった。

 三月の販売台数をメーカー別に見ると、首位のトヨタの販売台数は2万7432台で、前年同月比では10・6%減となった。いすゞは1万2945台で20・8%減。ホンダは1万505台で15・3%減だった。

 乗用車の販売台数はトヨタが1万3387台で、前年同月比8・3%減。ホンダは7302台で12・6%減となった。日産は2126台、43・6%減となった。

 商用車は、トヨタが1万4045台、前年同月比で12・6%減。いすゞは1万2945台で20・8%減。日産は3885台、前年同月比50・8%増となった。商用車のうち1トン・ピックアップ車(PPVを含む)の販売台数は、トヨタが1万2959台(14・9%減)、いすゞが1万1815台(22・3%減)、三菱自が2983台(22・0%減)。PPVを除く1トン・ピックアップ車の販売台数は、トヨタが1万1849台(11・0%減)、いすゞが1万628台(18・4%減)、三菱自が2379台(25・0%減)だった。

 一~三月の新車販売台数は19万7787台となり、前年同月比11・8%減だった。一~三月の乗用車の販売台数は7万8970台で、前年同期比12・5%減。商用車の販売台数は11万8817台で、前年同期比11・3%減となった。商用車のうち1トン・ピックアップ・トラック(PPVを含む)は9万2866台、16・4%減だった。PPVを除く1トン・ピックアップ車の販売台数は8万4830台で、同12・5%減。

 一~三月の販売台数をメーカー別に見ると、首位のトヨタの販売台数は7万42台で、前年同期比では16・8%減となった。いすゞは3万5905台で15・8%減、ホンダは2万9397台で31・5%増だった。

 乗用車の販売台数はトヨタが3万1398台で、前年同月比20・2%減。2位のホンダは2万1611台で12・8%増となった。日産は5138台、44・8%減だった。

 商用車は、トヨタが3万8644台、前年同月比で13・8%減。いすゞは3万5905台で15・8%減。日産は9724台、前年同月比19・1%増となった。商用車のうち1トン・ピックアップ車(PPVを含む)の販売台数は、トヨタが3万5761台(15・7%減)、いすゞが3万3027台(16・8%減)、三菱自が8154台(20・2%減)。PPVを除く1トン・ピックアップ車の販売台数は、トヨタが3万2845台(11・3%減)、いすゞが2万9806台(11・4%減)、三菱自が6550台(22・1%減)だった。

 タイ国トヨタのウティコン・スリヤチャンタナノン上級社長補は四月の新車市場について、横ばいが続いていると述べている。政府は予算執行を急ぎ、景気刺激プロジェクトに着手している上、タイ中央銀行は金融緩和により景気浮揚の勢いを加速させようとしているものの、世界景気の変調による輸出の不振に加え、国内の購買力もまだ完全には回復していないため。


日付 : 2015年05月11日

By : 週刊タイ経済

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