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4月の自動車販売台数 前年同月比26・2%減に

 タイ国トヨタ自動車が五月二七日に発表した四月の国内自動車(新車)販売台数は5万4058台となり、前年同月比26・2%減と引き続き落ち込んだ。足元の景気の低迷と消費者と投資家の信頼感の悪化から、新車需要が乗用車と商用車の双方で落ち込んでいることが理由。四月の乗用車の販売台数は2万3470台で、前年同月比24・7%減。商用車の販売台数は3万588台で前年同月比27・3%減となった。商用車のうち1トン・ピックアップ・トラック(PPVを含む)は2万2606台、34・3%減だった。(16面のデータ参照)

 四月の販売台数をメーカー別に見ると、首位のトヨタの販売台数は1万3246台で、前年同月比では50・4%減となった。いすゞは1万1672台で13・3%減。ホンダは7603台で19・6%増だった。

 乗用車の販売台数はトヨタが6975台で、前年同月比44・6%減。ホンダは6111台で5・6%減となった。日産は2819台、4・4%減となった。

 商用車は、いすゞが1万1672台、前年同月比で13・3%減。トヨタは6271台で55・5%減。三菱は2681台、前年同月比5・0%減となった。商用車のうち1トン・ピックアップ車(PPVを含む)の販売台数は、いすゞが1万614台(15・3%減)、トヨタが5505台(58・5%減)、三菱自が2681台(5・0%減)。PPVを除く1トン・ピックアップ車の販売台数は、いすゞが9554台(12・3%減)、トヨタが4923台(58・0%減)、三菱自が2121台(5・2%減)だった。

 一~四月の新車販売台数は25万1845台となり、前年同月比15・3%減だった。一~四月の乗用車の販売台数は10万2440台で、前年同期比15・7%減。商用車の販売台数は14万9405台で、前年同期比15・1%減となった。商用車のうち1トン・ピックアップ・トラック(PPVを含む)は11万5472台、20・6%減だった。PPVを除く1トン・ピックアップ車の販売台数は10万5041台で、同17・4%減。

 一~四月の販売台数をメーカー別に見ると、首位のトヨタの販売台数は8万3288台で、前年同期比では24・9%減となった。いすゞは4万7577台で15・2%減、ホンダは3万8000台で28・6%増だった。

 乗用車の販売台数はトヨタが3万8373台で、前年同月比26・2%減。2位のホンダは2万7722台で8・2%増。日産は7957台、35・1%減だった。商用車は、いすゞが4万7577台、前年同月比で15・2%減。トヨタは4万4915台で23・8%減。三菱は1万835台、前年同月比16・9%減となった。商用車のうち1トン・ピックアップ車(PPVを含む)の販売台数は、いすゞが4万3614台(16・4%減)、トヨタが4万1266台(25・9%減)、三菱自が1万835台(16・9%減)。PPVを除く1トン・ピックアップ車の販売台数は、いすゞが3万9360台(11・6%減)、トヨタが3万7768台(22・5%減)、三菱自が8671台(18・5%減)だった。

 タイ国トヨタのウティコン・スリヤチャンタナノン上級社長補は五月の新車市場について、横ばいが続いていると述べている。政府は予算執行を急ぎ、自動車各社も販促活動の強化や新モデルの投入で梃子入れを図っているが、世界景気の低迷による輸出の不振に加え、国内の購買力もまだ完全には回復しておらず、新車需要は上向いていない。


日付 : 2015年06月01日

By : 週刊タイ経済

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