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SETとキャピタル野村證券 タイ株式市場を日本に売り込み

 タイ証券取引所(SET)はキャピタル野村證券と組んで日本でのロードショーを実施する。日本企業の資金調達の場としてタイ株式市場を売り込む。パコーン・ピータタワットチャイ副所長は、インフラ・ファンドや、外国企業のタイ株式市場へのデュアル上場の解禁などの最新の情報を伝えたいと述べている。SETはKPMGと共同でタイ株式市場での資金調達についてのセミナーや公開討論会も開催予定で、400~500人の出席を見込んでいる。

 パコーン副所長は、日本企業はタイの証券取引所の新たなプレーヤーとなる高い可能性を持っていると述べている。日系企業はこれまでもタイの資本市場での資金調達を行なっているが、その多くは債券市場を通じたものになっている。例えば、トヨタ・リーシング(タイランド)は過去2年間に債券市場を通じて190億バーツを調達している。同社は期間25か月と30か月の債券をそれぞれ20億バーツ発行している。クーポンレートは年1・99%、年2・72%。昨年には総額195億バーツを起債している。いずれも親会社が元本を保証するもので、格付は「AAA」。


日付 : 2015年06月15日

By : 週刊タイ経済

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