ナカ・クリーン・パワー社はノンカイ工業団地の売り込みのため、近く日本でのロードショーに乗り出す。追って中国でもロードショーを行なう。

　ポンパン・スントラチャイ社長は、ノンカイがラオスのビエンチャンと国境を接し、中国、カンボジア、ベトナムなどの成長著しい諸国とも接続性に優れた立地であることをアピールしたいと述べている。政府はノンカイ県に特別経済区（ＳＥＺ）を開設することを決定しており、ノンカイ工業団地はＳＥＺに指定される見通しにある。さらにはノンカイからバンコクとラヨン県マプタプットを結ぶ複線鉄道新線もタイと中国が共同開発することが決まっている。

　ノンカイ工業団地は３つのフェーズに分けて造成する予定で、最初のフェーズでは７０億バーツを投じて２９６０ライを造成する。第２フェーズは来年にも着工し、６０億バーツの予算で３０００ライを造成する。第３フェーズでは１８０億バーツを投じて２万４０００ライを造成する。

　ノンカイ工業団地はナカ・クリーン・パワーが３０％、中国の民間企業が７０％を出資する合弁会社が開発・運営する。エレクトロニクス、自動車部品、電化製品、ロジスティック、農業・アグロインダストリーなどの産業の中小企業の入居を想定している。


日付 : 2015年06月15日

By : 週刊タイ経済