セイノー・ホールディングスはサハ・グループと合弁会社を設立することに合意した。タイおよびＡＳＥＡＮでの物流事業で提携する。合弁会社セイノー・サハ・ロジスティクスはセイノー側が５１％を出資して設立する。　

　タイにおける貨物量は世界の大手メーカーの生産拠点化に加え、タイ国内の小売業者向けが年々増加傾向にある。さらに二〇一五年末にＡＳＥＡＮ経済共同体（ＡＥＣ）が発足する。域内経済の活性化と物の移動の自由化により、同地域における物流のニーズは今後さらに増大する見通し。

　セイノーは、今回のサハとの提携により、タイと近隣諸国における物流ネットワークサービスを手がけ、ＡＳＥＡＮにおける主要物流企業を目指す。さらに２社の強みと顧客基盤・経営資源を活かし、競争力の強化を図る。合弁事業は八月二四日に開始予定。


日付 : 2015年07月13日

By : 週刊タイ経済