東急グループはタイのサハ・グループと不動産事業で提携し、合弁会社サハ東急コーポレーションを設立した。その第１号プロジェクトとして８月14日、チョンブリ県シラチャー郡で日本人駐在員家族向けの賃貸住宅「ハーモニック・レジデンス・シラチャー」のショールームをオープンした。

　シラチャーは、バンコク中心部から南東１００㌔㍍に位置し、周辺に多くの日系企業が進出している。田園都市などの街づくりの実績を重ねてきた東急のノウハウ、さらに提携先のセキスイハイムとチョー・ガーンチャン東急建設が有する日本の技術を活用し、タイ在住の日本人に高品質な住環境を提供する。

　住宅のコンセプトである「家族の絆」を土台に、日本語対応可能な24時間フロントデスクをはじめ、日本式の玄関や対面型キッチンなどで暮らしやすさを追求。また２階建てメゾネットタイプで騒音の心配も少ない。さらに住宅の向かいには日本人学校、隣には敷地内で行き来が可能な日本人幼稚園があり、子供をもつ親にとって安心で安全な環境が整っている。

　敷地面積は５万５０００平方㍍、部屋のタイプは２ＬＤＫと３ＬＤＫで全１８０室。賃貸価格は月５万９４００～７万７５００バーツ。８月14日から予約受付を開始した。


日付 : 2015年08月17日

By : 週刊タイ経済