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SPCGが太陽パネル設備増強 京セラと合弁でコラートに新工場

 タイ最大の太陽光発電事業者のSPCG社は、京セラとの合弁の太陽パネル・モジュール・アセンブリの工場をナコンラチャシマに再配置する。ノンタブリ県にある既存工場が手狭になっているうえ、都市計画の関係で拡張が難しいため。ワンディ・クンチョンヤコンCEOによれば、投資額は5億バーツ。現在、モジュールの生産能力は280メガワットだが、2017年までに500メガワットに拡充する。新工場は16年初めにも稼動予定で、当初の設備能力は最大100メガワットを予定している。

 モジュールの生産増強を急ぐのはASEANで太陽パネルの需要が急増していることが背景にある。原油価格は大幅に下がったものの、域内の政府の多くは、二酸化炭素の排出削減が可能な太陽光発電を支援している。

 SPCGは、日本の3か所でのメガソーラーの建設・運営も計画している。日本のモジュールメーカー、銀行資本との合弁の計画で、プロジェクト総額は約130億バーツ。SPCGは3分の1を出資する。フィリピンやミャンマーでも現地パートナーとの合弁によるメガソーラー開発を計画している。

 SPCGはこのほど、SET上場住宅デベロッパーのクオリティ・ハウス(QH)との間で、屋上太陽光設備の供給で合意覚書を取り交わした。QHが開発する住宅団地にパネルを提供する。パネルは、1日あたり4・5時間の稼動で最高10キロワットの電力を生みだす。


日付 : 2015年08月24日

By : 週刊タイ経済

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