三菱電機は地域統括会社である三菱電機アジア（タイ）を販売会社化し、８月17日より営業を開始した。タイで電力システム事業の販売・エンジニアリング活動を強化する。三菱電機は１９６４年にタイに進出し、これまでにエアコン、家電、昇降機、ファクトリーオートメーション（ＦＡ）機器や自動車機器などの製造・販売会社を設立してきた。これらグループ会社の14年度の売上高は日本を除くアジア全体での売上高の約３割を占めている。三菱電機アジア（タイ）は、地域統括会社としてグループ各社への支援業務を実施してきた。

　三菱電機はこのほどタイ発電公団（ＥＧＡＴ）の変電所向けに５００ｋＶガス絶縁開閉装置２件を受注しており、今後も電力システム事業の成長が期待できるため、三菱電機アジア（タイ）を販売会社化することで、タイでの電力システム事業の販売・エンジニアリング活動を強化する。


日付 : 2015年08月31日

By : 週刊タイ経済