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8月消費者信頼感指数 15か月ぶり最低値

 タイ商業会議所大学(UTCC)景気予測センターが9月3日に発表した8月の消費者信頼感指数は72・3ポイントとなり、7月の73・4ポイントを下回った。同指数が前月比で低下するのは8か月連続。指数は直近の15か月間で最低水準に落ち込んだ。

 現在の信頼感指数は7月の54・8ポイントから53・9ポイントに低下した。直近の16か月で最低となるもの。6か月先の同指数も7月の80・5ポイントから、8月には79・3ポイントへと下落した。同センターは政府が新たな景気対策を打ち出したことで、消費は緩やかに回復していくと期待している。

 8月には改造内閣の発足、国内燃油小売価格の下落、政策金利の据置きによる低金利の持続などの消費者の信頼感にプラスとなる材料もあった。しかし経済成長率予測の下方修正、爆弾テロ事件、中国経済の先行き不安や物品輸出の収縮、農産物価格の底ばい、株価下落などが消費者の信頼感を悪化させた。

 景気全般に対する消費者信頼感指数は、前月の62・6ポイントから61・5ポイントへと悪化した。現在の景気に対する信頼感指数は50・8ポイントから50・0ポイントへ、6か月先の景気に対する信頼感は74・4ポイントから73・1ポイントに悪化した。

 雇用機会に対する消費者信頼感指数は、前月の68・6ポイントから67・6ポイントへと悪化している。現在の雇用機会に対する信頼感指数は58・8ポイントから57・9ポイントへ、6か月先に対する信頼感は78・4ポイントから77・3ポイントに悪化した。

 将来所得に対する信頼感指数は前月の88・8ポイントから87・6ポイントへと低下した。


日付 : 2015年09月07日

By : 週刊タイ経済

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