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中型トラックで新モデル 日野自動車が発表

 日野自動車はこのほど、中型トラック「HINO500」シリーズの新モデル「HINO500ビクター」を発表した=写真。モジュール化による市場適格車の第一弾として開発したモデルで、今年1月のインドネシアに続く2か国目の導入となった。タイは日野にとって主力市場の一つで、累計販売台数は近々30万台を達成する見通し。中型トラックの主要車型のモデルチェンジにより、これまで以上に用途や積み荷に合った車両を提案していくとしている。

 商用車は積み荷や用途が多種多様で、車型の設定数が多くなる一方で1車型あたりの台数は少ない。日野は、こうした商用車特有の課題に対応するため、モジュール化による市場適格車の開発を進めてきた。基幹部品と、顧客の要望に応えてカスタマイズする周辺部品に分け、コア部品は共通化を進めて日本で集中生産する一方、周辺部品を中心に現地調達を増やすことで、市場ごとに異なる多種多様な適格モデルを作り分ける。その結果、タイをはじめ、各市場の顧客ニーズを満たす多様なラインアップを、より短いリードタイムで届けることが可能になった。


日付 : 2015年09月14日

By : 週刊タイ経済

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