工業省工業経済事務局（ＯＩＥ）が30日に発表した８月の工業生産指数は前年同月比で８・３％減った。ナッタポン・ランシットポン事務局長＝写真＝が会見で明らかにしたところによれば、自動車工業の生産は13・26％増え、２桁の伸びを記録している。ＨＤＤ、ＴＶ受像機、電子部品、水産品の生産は減少した。

　８月の自動車生産台数は15万９４７０台で、前年同月比13・26％増えた。国内販売台数は６万１９９１台で、９・94％減、輸出台数は10万１９８２台で、13・88％増となった。乗用車の輸出台数は３万８５８８台、前年同月比20・96％増えた。欧州、アジア、北米向けが伸びた。１トン・ピックアップ車の輸出台数は６万３３９４台で、前年同月比９・97％増。オセアニア、欧州、中南米向けが増えた。

　電機・電子工業は前年同月比25・06％減。電子の生産が26・81％減った。ＨＤＤ、モノシリックＩＣ、半導体の生産はそれぞれ順に32・18％、18・92％、３・80％減った。電機の生産は14・91％減。コンデンシングユニット分離型エアコン、コンプレッサー、冷蔵庫、ＴＶ受像機の生産がそれぞれ５・57％、７・68％、４・53％、74・45％減。

　鉄鋼は８月の国内消費量が１４３万㌧で、前年の同じ月に比べて８・92％減った。生産数量は57万㌧で14・93％減。輸出額は６４００万㌦で５・88％減。輸入額は６億１６００万㌦で14・80％減。

　繊維、布地、既製服の生産はそれぞれ１・89％減、９・60％減、３・02％減だった。


日付 : 2015年10月05日

By : 週刊タイ経済