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新規SC「毎年1店舗」 イオンシラチャ 正式開店 売上目標は年間6億B 生田社長「地域とともに」

 イオン・タイランド社が全額出資で建設した大型ショッピングセンター(SC)の「イオンシラチャ」が21日、タイ1号店としてチョンブリ県シラチャーに正式オープンした。来場者は平日3500人、週末5000人を見込み、年間売上目標は6億バーツに設定。生田政光社長は、ばんこく新聞の取材に対し、「2017年ごろからタイ国内で大型SCを年1店舗ずつ増やす」と語った。

 ASEAN地域でのモール型SCの展開は5か国目。投資額は3億3000万バーツ。シラチャー店は地上3階建てで施設面積は約7000平米、食品スーパー「マックスバリュ」を核に日本食料理店や専門店が入居する。

 生田社長は式典で「地域住民に育てていただき、地域になくてはならない存在になりたい」と話した。地産地消に重点を置き、周辺地域で水揚げされた魚介類なども取り扱う方針を示した。

 大型SCは2017年ごろから、上位中間所得層の増加が見込まれる都市を中心に年1店舗ずつ増やす。生田社長は「東部地域が有望」と語り、首都圏への進出については「土地代などと見合わず考えていない」と話した。

 グランドオープンにはシラチャー在住の日本人も多数詰めかけた。知人とともに来店した主婦の坂本知佳さん(33)は「日本から出店したイオンには安心感がある。今後増える商品も楽しみ」と語った。

 テープカットには来賓で訪れたシラチャー郡の関係者やシラチャー市長など約100人が駆け付け、地元の子ども達によるマーチングバンドの演奏などが開店ムードを盛り上げた。

マックスバリュも出店を加速へ

 マックスバリュの出店は国内78か所目。生田社長は取材に対し、16年は10店舗、17年以降は年16店舗のペースで新規に出店する方針を示した。

 スーパー「テスコロータス」や「BIG・C」などとの差別化については、「両社は生活支援が中心。我々は嗜好品や余暇商品も展開し、消費者に一歩上の生活提案をしていく」と強調した。


日付 : 2015年10月26日

By : 週刊タイ経済

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