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モーターエキスポ開幕 世界48ブランドが出展 インパクトで13日まで

 第32回国際モーターエキスポ(インター・メディア・コンサルタント主催)が2日、ノンタブリ県の「インパクト・ムアントンタニ」で開幕する。13日までの12日間、日系を含む自動車、二輪メーカー計48ブランドが参加し、年末商戦での販売増に向けて各社が主力商品を売り込む。

 インパクト内の展示場「インパクトチャレンジャー」で開かれ、展示会場は屋内外合わせて10万平米。自動車は11か国から33ブランド、二輪車は8か国から15ブランドが出展し、期間中に発表される新型車種は全メーカーを合わせ10台以上となる見込み。主催側の来場者目標は150万人。成約台数は自動車が5万台、大型二輪車が3000台を見込んでおり、成約額は計550億バーツと予測している。会場にはパーツ販売などのブースも多数設けられる。

 開幕前日の1日には、報道機関や招待客向けのブース紹介が開かれた。トヨタ自動車は5ドア7人乗りの新型「アバンザ」を発表したほか、「トヨタ・スポーツGT86」をモデルにルーフを開閉式にした「FT86オープンコンセプト」を展示した。

 日産は今年11月に現地生産と販売を開始した多目的スポーツ車(SUV)「エクストレイル」のハイブリッド車(HV)を展示。日産自動車タイランドの南部一孝社長は「1年間の販売目標は5000台。エキスポを良い売り込みの場としたい」と語った。マツダは4世代目となる「MX―5」など3車種を発表。ホンダは3列シート7人乗りの新型SUV「BR―V」など12車種を展示した。

 今年のエキスポではテーマに「新たなスタンダード~地球に配慮するタイの自動車」が掲げられた。会場では来年1月から導入される自動車物品税の改定を前に、二酸化炭素(CO2)排出量を抑えたエコカーを展示する企業も目立った。

 開場は平日が正午、土日祝日は午前11時から午後10時まで。期間中はBTSモーチット駅やオンヌット駅、MRTシーロム駅から無料のシャトルバスを運行する。


日付 : 2015年12月07日

By : 週刊タイ経済

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