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15年のインフレ率 年平均マイナス0.90% 燃油や野菜、果物の価格下落

 商業省が4日に発表した12月の消費者物価指数(2011年=100)は105・74ポイントとなり、前月から0・39%減となったほか、前年同月比では0・85%減となった。前月比での物価の下落は、原油安にともなう燃油の国内小売価格の下落、市場出荷量増にともなう野菜・果物、豚肉、鶏卵の価格下落が主因。1~12月平均では0・90%減となった。

 12月の食品・飲料の物価は前月比で0・26%下落したほか、非食品・飲料物価も0・45%下落した。食品では豚肉(0・36%減)、鶏卵(1・50%減)、カイラン菜(12・53%減)などが下落した。非食品では軽油(7・23%減)、ガソホールE20(5・80%減)、オクタン価91ガソホール(5・31%減)、特別道利用料金(4・99%減)、柔軟剤(2・24%減)、石鹸(0・86%減)などが値下がりした。

 前年同月比では食品・飲料物価は0・83%上昇したが、非食品・飲料物価は1・78%下落した。自動車・運輸・通信カテゴリーの物価が5・22%下落した一方、衣料・靴は0・51%増、治療・個人サービスは0・85%増、住居関連は0・29%減だった。

 15年通年のインフレ率は0・90%減となったものの、エネルギー物価の下落が主因であり、生鮮食品とエネルギーの物価を取り除いたコア・インフレ率は0・68%増とプラス値を維持している。指数を構成する物品・サービスのうち、物価が上昇したのは157品目、横ばいは190品目、下落したのは103品目だった。

 一方、12月の生産者物価指数(2010年=100)は101・0ポイントで、前月比で0・8%減、前年同月比で2・7%減となった。1~12月では4・1%減。12月に農業製品は前月比1・1%減、鉱業製品は同0・4%減、工業製品は同0・8%減となった。


日付 : 2016年01月11日

By : 週刊タイ経済

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