三菱電機ガンヨン・ワタナーの守山泰社長は13日に開いた記者会見で、冷機事業を強化する方針を明らかにした。エアコンで、「デュアル・バリヤー・コーティング」と呼ぶ最新技術を導入した新モデルを投入し、冷機技術分野を主導する「ザ・クーリング・マスター」をアピールする。

　守山社長は会見で、消費者の信頼感が改善し、政府の景気対策によって景気は回復に向かっているとし、家電分野、特にエアコンは国内の普及率がまだ低いため、売上を伸ばす余地は大きいと見ていることを明らかにした。エアコンのほか、冷蔵庫、扇風機、水ポンプで高品質の商品を消費者に提供していくことに専念したいとしている。

　プラポン・ポーティウォラクン副社長は、昨年に人気男優のタナワン・ワンタナプーティさんを起用した広告戦略が成功したと述べ、今年もタナワンさんを引き続き起用して広告展開していくと述べた。また同社の15年度（16年３月期末）の売上高は、１４５億バーツの目標達成が確実だとしている。16年度の目標売上高は１５５億バーツ。


日付 : 2016年01月18日

By : 週刊タイ経済