タイ工業連盟（ＦＴＩ）自動車部会が１月18日に発表した12月の自動車生産台数は15万２６９２台となり、前年同月を０・64％下回った。輸出向け生産が前年同月比で５・12％減少したことが響いている。12月の生産台数は前月比でも６・42％減少した。
　通年の生産台数は１９１万３００２台で、目標とした１９５万台には届かなかったものの、前年比では１・76％増となった。通年の輸出向け生産台数は１２０万９７４台で、生産台数全体の62・78％、前年比で７・02％増えた一方、国内向け生産台数は71万２０２８台で、前年を６・05％下回った。
　同部会の統計によれば、12月の新車販売台数は10万１４２４台で、前年同月を13・３％上回っている。国内市場が月間10万台以上を記録するのは24か月ぶり。前年同月比でのプラス成長は11月から２か月連続となった。16年１月からの物品税率の改定により、価格が値上がりするＰＰＶで駆け込み需要があったことが寄与しており、同車種の販売台数は前年同月比２５１％増となった。１～12月の販売台数は79万９５９２台で、前年同期を９・３％下回っている。



日付 : 2016年01月25日

By : 週刊タイ経済