ホンダ・オートモービル（タイランド）社のピタック・プリティサーリコンＣＯＯはこのほど、ホンダのタイからの四輪車輸出について、新市場開拓の実現可能性を調査していることを明らかにした。ピタック氏は、バンコクに拠点を置くホンダの地域統括本社であるアジア・ホンダ・モーター社と相談しなければならないが、輸出の展望は悪くないとしている。

　ピタック氏によれば、昨年のホンダのタイからの自動車輸出は前年比19％増となる８３１億バーツ。うち完成車だけでは前年比44％増となる３７９億バーツを数えた。オーストラリアやメキシコなどの国でのホンダ車への強い需要が寄与している。輸出が多いのはシティ、ＨＲ―Ｖ、ＣＲ―Ｖで、これら３モデルで全体の７割を占めている。昨年の完全ノックダウンの輸出額は前年比５％増となる４０４億バーツだった。


日付 : 2016年02月22日

By : 週刊タイ経済