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自動車生産11.67%減 1月、物品税改定の反動

 タイ工業連盟(FTI)自動車部会が17日に発表した1月の自動車生産台数は14万7651台となり、前年同月を11・67%下回った。月間の生産台数が前年同月を下回るのは昨年12月に続き2か月連続となった。1月の生産台数は前月比でも3・3%減となった。

 1月の乗用車の生産台数は5万7376台で、前年同月を13・92%下回った。また1トン・ピックアップ車(PPVを含む)の生産台数は8万8621台で同9・48%減少した。

 輸出向け生産台数は10万616台で、前年同月を5・33%下回ったものの、月間10万台をキープしている。これに対し、国内向け生産台数は4万7035台にとどまり、前年同月を22・75%下回っている。乗用車の国内向け生産は26・57%減、1トン・ピックアップ車(PPVを含む)のそれは18・13%減だった。今年1月からの物品税率の改定により、価格が値上がりする車種で昨年終わりに駆け込み需要があったことが影響しており、国内向け生産の大幅減はその反動によるものとなっている。この結果、1月は輸出向け生産の比率が生産台数全体の68・14%にまで上昇し、国内向け生産は31・86%まで低下している。

 同部会の発表によれば、1月の国内新車販売台数は5万1715台で、前年同月を13・40%下回ったほか、昨年12月と比べても49・03%減少している。

 一方、1月の輸出台数は9万3714台で、前年同月を1・38%上回った。輸出額は505億8223万バーツで前年同月を22・92%上回った。単価の高いPPV(乗用ピックアップ車)の輸出が伸びていることが、輸出額の大幅増をもたらした。


日付 : 2016年02月22日

By : 週刊タイ経済

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