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国際協力銀 196万㌦融資 中小企業の海外事業支援

 国際協力銀行(JBIC)は17日の発表によると、三井住友ファイナンス&リースのタイ法人SMFLリーシング・タイランド(SMFLT)と196万4000㌦を上限とした貸付契約2件を締結した。JBICが2013年に創設した中小企業の海外事業展開を支援する「海外展開支援融資ファシリティ」の一環。

 融資は広島アルミニウム工業(本社・広島県)のタイ法人ハル・アルミナム・タイランドの自動車部品製造・販売事業と、ウメトク(本社・大阪府)のタイ法人U・T・Tエンジニアリングが実施する特殊鋼の熱処理及び表面処理事業の2件。主にそれぞれの事業の設備投資に充てられる。民間金融機関との協調融資の一形態。

 JBICとSMFLTは13年12月に2800万㌦を限度とした融資枠を設定。中小企業のタイでの事業展開支援を目的とした一般協定を締結した。設備等にファイナンス・リースを利用する際の融資枠をSMFLTに設定し、同社からタイ現地法人に中長期のファイナンス・リースを提供する。タイ国内における中小企業の投資意欲の高まりに応じて、長期外貨資金を供給することで、日系企業の国際競争力向上が目的。


日付 : 2016年02月22日

By : 週刊タイ経済

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