中古産業機械売買のウェブサービスなどを手がけるソラビト（東京都中央区）は２月25日、タイでの建設需要増加に伴い、中古産業機械のマーケットプレイス「オールストッカー」のタイ語版を開設すると発表した。

　オールストッカーは昨年11月にサービスを公式にスタート。これまでは日本語と英語のみの対応だった。日本の中古機械をオンライン上で売買できる業界初のサービスで、現在までに１７０か国からのアクセスがある。サイトへの出品業者は約50社。掲載された機械は１５３１台（２月25日時点）に上り、２月後半からは１日30台以上のペースで増加している。

　同社の担当者によると、アジアの中古産業機械の市場規模は約２兆円で、タイからのサイトアクセス数は国別で上位３位。タイで需要が高い機械はコマツやコベルコ建機の油圧ショベルやホイールローダーなどで、２０００年以前の古いモデルを好む傾向がある。今までタイでは大型機械を効率的に取引できる場が少なかった。

　同社はベトナム語版サイトも開設している。今年度中に中国や台湾をはじめとしてアジア全域をカバーする方針だ。


日付 : 2016年03月14日

By : 週刊タイ経済