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ラオス、カンボジアに支社 トリペッチいすゞセールス

 トリペッチいすゞセールス社はラオスのビエンチャンとカンボジアのプノンペンに支社を開設した。いすゞ自動車がラオス、カンボジアでもトリペッチいすゞセールス社に1トン・ピックアップ車の「D―MAX」、PPVの「MU―X」の販売を委任したことを受けたもの。タイでのいすゞ製自動車の販売を手がけて60年になる同社にとって新しいステップになる。

 中川弘志社長は、15年の世界経済が2・4%増にとどまる中、ラオスとカンボジアがそれぞれ6%増、7%増の成長率を遂げたことを指摘し、成長市場であることを強調した。10、11日に開かれた両支社のオープニング記念式には、4月よりトリペッチいすゞセールスの新社長に就任する前川敏章氏も出席した。

 三菱商事系のトリペッチいすゞが販売を担うタイ市場は、いすゞ車にとって最重要の市場の1つ。昨年のタイにおけるいすゞ車の新車販売台数は14万4295台で、市場シェアは18・0%を記録している。特に主力の1トン・ピックアップ車(PPVを除く)に限れば、販売台数は11万8719台で、36・2%の市場シェアを誇る。ラオス、カンボジアはタイと消費行動や人の生活様式も似通っているため、いすゞ自動車はタイで成功を収めているトリペッチいすゞに販売を委ねることにした。

 タイは全世界のいすゞ車のマーケティング・モデルとなっている。「トリペッチいすゞマーケティング・スクール」と呼ぶプログラムがあり、毎年、世界中からいすゞのディーラーや販売代理店が訪れ、販売店などを視察するほか、マーケティングの理論と実践を学んでいる。


日付 : 2016年03月21日

By : 週刊タイ経済

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