6500億Bと予測 今年のBOI投資申請額
投資委員会(BOI)の3日の発表によると、2016年の直接投資は6500億バーツの大台に乗る見通しになっている。BOIのヒランヤー・スチナイ事務局長は、今年の直接投資状況は15年以降のBOI新投資奨励政策の成果が現れており、拡大傾向にあると述べている。
BOIでは現在、15年に新投資奨励政策が実施される以前に申請があったものを含む、過去3年間の総額1兆8000億バーツに達する投資事業について総括している。このうち8000億バーツ分はBOIによる認可が下り、6000億バーツ分については奨励証を発行した。14~16年の投資高は1兆3000億バーツに達する見通しだが、15年の実績は5000億バーツだった。
16年についてみると第1四半期のBOI認可申請額は合計899億バーツで、前年同期実績の269億バーツから234%も増加している。日本、中国、韓国、シンガポールの4か国による投資がこの時期は著しく、特に自動車、石油化学、航空事業、電機などへの関心が高い。前年同期は新政策実施前の駆け込み申請があった後で申請件数が激減していた。
同事務局長は投資申請額の今年の目標である4500億バーツを達成することに自信を深めており、そのうちの半数は政府がターゲットに掲げる10業種(次世代型自動車、スマート・エレクトロニクス、医療・福祉ツーリズム、農業・バイオ技術、食品、ロボット工学、ロジスティック・航空事業、バイオ燃料・バイオケミカル、デジタル産業、医療サービス)およびハイテク産業への投資に向けられるとしている。
ヒランヤー事務局長によると、ソムキット・チャトゥシーピタック副首相(経済政策担当)が5月末の訪日で面会した日本企業の代表から、タイにおけるハイテク産業や研究開発、海外本社機能(IHQ)設置に強い関心が伝えられた。例えば帝人はすでにBOIから5つの事業を認可されており、その投資総額は56億8000万バーツに達するが、タイにR&D機能とIHQを設置する。
日付 : 2016年06月06日
By : 週刊タイ経済
BOIでは現在、15年に新投資奨励政策が実施される以前に申請があったものを含む、過去3年間の総額1兆8000億バーツに達する投資事業について総括している。このうち8000億バーツ分はBOIによる認可が下り、6000億バーツ分については奨励証を発行した。14~16年の投資高は1兆3000億バーツに達する見通しだが、15年の実績は5000億バーツだった。
16年についてみると第1四半期のBOI認可申請額は合計899億バーツで、前年同期実績の269億バーツから234%も増加している。日本、中国、韓国、シンガポールの4か国による投資がこの時期は著しく、特に自動車、石油化学、航空事業、電機などへの関心が高い。前年同期は新政策実施前の駆け込み申請があった後で申請件数が激減していた。
同事務局長は投資申請額の今年の目標である4500億バーツを達成することに自信を深めており、そのうちの半数は政府がターゲットに掲げる10業種(次世代型自動車、スマート・エレクトロニクス、医療・福祉ツーリズム、農業・バイオ技術、食品、ロボット工学、ロジスティック・航空事業、バイオ燃料・バイオケミカル、デジタル産業、医療サービス)およびハイテク産業への投資に向けられるとしている。
ヒランヤー事務局長によると、ソムキット・チャトゥシーピタック副首相(経済政策担当)が5月末の訪日で面会した日本企業の代表から、タイにおけるハイテク産業や研究開発、海外本社機能(IHQ)設置に強い関心が伝えられた。例えば帝人はすでにBOIから5つの事業を認可されており、その投資総額は56億8000万バーツに達するが、タイにR&D機能とIHQを設置する。
日付 : 2016年06月06日
By : 週刊タイ経済