ホンダ・オートモービル（タイランド）社は28日に開いた記者会見で新型アコード・ハイブリッドをお披露目した＝写真。今年２月に発売した新型アコードのハイブリッド仕様モデル。

　ホンダはアコードのプラグイン・ハイブリッド車（ＰＨＶ）を日米で販売しているが、ピタック・プリティサーリコンＣＯＯによればタイで販売する計画はない。政府は次世代自動車工業をターゲット産業の一つに指定し、電気自動車（ＥＶ）の生産を促進しようとしているが、工業界は部品メーカーに及ぼす影響が大きいと指摘している。タイ工業連盟（ＦＴＩ）のチェン・ナムチャイシリ会長は、ＥＶ生産を急ぐ必要はなく、まずはハイブリッド車の生産奨励から始めるべきだとしている。

　政府はＥＶの国内生産台数を２０３６年までに１２０万台とする目標を定めている。チェン会長は目標を実現するためには充電施設の全国整備や電力需要増にともなう発電所の新設が必要になると指摘している。現在、ハイブリッド車はトヨタ、ホンダ、日産がタイで生産している。プラグイン・ハイブリッドのタイでの生産はＢＭＷグループが計画している。


日付 : 2016年08月01日

By : 週刊タイ経済