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上半期新車販売 前年同期比0・4%減 36万7481台

 タイ国トヨタ自動車の棚田京一社長は26日に開いた中間業績発表会見で、今年通年のタイの新車市場が前年比7・5%減となる74万台にとどまるとの見通しを示した。上半期(1~6月)実績は36万7481台、前年同期比0・4%減だった。

 トヨタの上半期販売台数は10万9078台で、前年同期を11・4%下回った。特に乗用車の販売台数は3万5700台にとどまり、前年同期を33・0%下回った。一方、トヨタの上半期のタイからの完成車輸出台数は16万6299台、金額にして969億5300万バーツを数え、前年同期を26%上回った。部品の輸出額は313億3500万バーツで、完成車と合わせたトヨタの上半期輸出額は1282億8800万バーツを数えた。

 棚田社長は下半期の新車市場について、政府部門の経済政策、観光業の伸長、民間投資の回復がプラス材料になると指摘。さらには自動車各社が新モデルを相次ぎ導入することが市場を刺激するとしている。ただし国内景気はなお減速を続けており、購買力も限られている。世界経済の不確実性もあり、市場回復には時間がかかると見ている。

 トヨタが予測する通年の新車販売台数の内訳は、乗用車が27万1000台(前年比9・5%減)、商用車が46万9000台(6・3%減)。自社の予想販売台数は24万台で、内訳は乗用車が8万5000台、商用車が15万5000台。


日付 : 2016年08月01日

By : 週刊タイ経済

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