ダイキン製エアコンの販売会社、サイアム・ダイキン・セールス社は地方での販売網を強化することで２０２０年までに売上高の倍増を見込んでいる。地方の特約店網を充実させ、特約店によるアフターセールサービス充実のための研修プログラムを導入する。

　同社はタイでルームエアコン需要が過去数年の間、年率平均７％増の勢いで伸びていることを指摘、市場成長の余地が大きいとしている。特に猛暑だった今年は売れ行きが好調だった。今年１～４月にタイの家庭用エアコン市場は前年同期比40％増となる３００億バーツを記録。ダイキンの売上高は同60％増となった。中でもインバータ・エアコンの販売が好調で、ダイキンの売上高は前年同期比80％増を記録している。

　現在、ダイキンの売上の60％がバンコク首都圏で、地方は40％に過ぎないが、地方での販売を強化することで20年時点では地方の売上が70％を占めるようになると見ている。ダイキンの販売ルートは特約店網が55％、不動産プロジェクトが30％、残りが量販店となっている。


日付 : 2016年09月05日

By : 週刊タイ経済