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Bセグメント・カー 17年には市場上向きに

 タイ・ハイヤーパーチェス協会のアヌチャート・ディープラサート会長はタイ国内の新車市場について、排気量が最大でも1500㏄までの小型乗用車、いわゆる「Bセグメント・カー」の販売が上向くと期待している。Bセグメント・カーの市場は、5年前にインラック政府が導入した初めての新車購入に対する税還付措置の5年間の所有義務期間満了というプラス材料を得る。今後、同優遇策で購入した車を手放して買い替える人が増えるものと予想されている。

 一方、大型エンジンのSUVの人気は根強く、不振が続くBセグメントとは裏腹に今年上半期(1~6月)には市場が急拡大している。特にタイで「PPV」と呼ばれるピックアップトラック派生SUVの上半期の販売台数は3万2130台を記録し、前年同期を109%上回っている。これに対し、エコカーとBセグメント・カーの上半期の販売台数は前年同期をそれぞれ6%、12%下回った。

 同協会は自動車ローン市場が17年には5年ぶりに拡大に転じると期待している。今年の新規自動車ローンは前年比3~5%減が見込まれている。


日付 : 2016年09月12日

By : 週刊タイ経済

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