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ハイアールのタイ法人 17年の生産20%増を予測

 中国の大手電機メーカー、ハイアールのタイ現地法人であるハイアール・エレクトリカル・アプライアンス(タイランド)社は、来年のタイにおける生産高が20%増になる見通しであることを明らかにした。今年下半期の国内需要も全般に鈍化傾向が見られる中で比較的堅調に伸びると予測、通年の伸び率は16%に達する見通しとしている。

 現在、同社のプラチンブリ工場における冷蔵庫の生産能力は年間100万台で稼働率は80%(80万台)、空調機は年間30万台で稼働率は57%(17万台)、洗濯機はフル稼働で同15万台、冷凍庫は生産能力年間5万台で稼働率は70%(3万5000台)となっている。

 製品の約6割は海外に輸出されており、主な市場は南米、オーストラリア、欧州、アフリカ、中東、東南アジアなど。国内の市場シェアは3%未満で日韓の電機メーカーからまだ引き離されている。ハイアールは07年に三洋電機から冷蔵庫事業を買収してから生産ラインの拡充を進めてきた。自社ブランド製品だけでなく、シンガーやエレクトロラックスなど他社製品の受託生産も行っている。さらにタイで独自のR&D研究所を設置するなどタイを拠点にした事業展開に積極的。


日付 : 2016年09月12日

By : 週刊タイ経済

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