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マツダ・セールス 18年までにシェア9%目標

 マツダ・セールス(タイランド)は、2018年までに国内市場シェアを現状の5%から8%まで引き上げるという目標を明らかにした。8月にタイ人として初めて同社の経営トップに就任したチャーンチャイ・トラカーンウドムスック社長によれば、年率1%ずつ着実にシェアを拡大させていく考え。

 今年1~8月の実績では前年比23%増の2万8184台を販売、市場シェアは5・7%となっている。通年目標は前年比14%増の4万5000台で、達成すれば市場シェア6%の目標も同時達成できる見通し。同社では18年まで年率10%以上の販売増を目指している。

 販売拡大の鍵はディーラーの質量双方での充実だと同社長は指摘している。「標準に達するセールスとサービスを達成できているディーラーは全体の2割」という。業績が低迷して改善の兆しが見られないディーラー4社とはこのほど契約を解除した。それでも同社は18年までに全国147か所のショールームを完備したい意向で、年内に新たに14か所がオープンする予定。

 自動車販売会社にとって重要指標とされている消費者サービス指数(CSI)とセールス満足度指数(SSI)について、コンサルタント会社JDパワー社が実施した評価によれば、マツダは16年のCSIが平均値を下回ったが、15年のSSIは平均を上回った。

 なおマツダのエンジン製造・組立を担うマツダ・パワートレイン・マニュファクチャリング(タイランド)社は、チョンブリにある工場の生産能力を拡張し、18年までに年間12万2000基のエンジン組立を可能にする方針。投資総額は221億円(約75億4000万バーツ)で、エンジンの一部はアセアンの他の生産拠点向けに輸出する。


日付 : 2016年09月26日

By : 週刊タイ経済

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