ユーザー名 パスワード
クイック検索
キーワード

水の状況が正常化 主要ダムの水量戻る

 農業・協同組合省灌漑局が28日に明らかにしたところによれば、チャオプラヤ流域の洪水は収束に向かいつつある。北部の主要ダムからの放水量も減少し、水の状況は正常に戻る見通し。

 トンプリウ・コンチャン灌漑局副局長によれば、パーサック・チョラシット・ダム(ロッブリ県)とクウェーノーイ・バムルンデーン・ダム(ピサヌローク県)の貯水量がほぼ満水となり、来年の乾季の中部における農業・生活用水と生態系維持に必要な水量を充分に満たした。前者の貯水量は9億6000万立米、後者は9億3700万立米。さらに上記2ダムよりも規模が大きいシリキット・ダムの貯水量は76億立米(満水時の80%)、プミポン・ダムは66億立米(同50%)でいずれも増えている。

 同局は関係機関と連携して、来年4月末までの中部平原における耕作指導と水利に関するプランを策定していく方針。

 チャイナート県のチャオプラヤ・ダムの現在の入水量は秒当たり1582立米、放水量は同1165立米で、同県サッパヤー郡、シンブリ県ムアン郡、アントン県チャイヨー郡、同パーモーク郡など下流域の水位は通常に回復しつつある。ただアントン県やアユアタヤ県セーナー郡など一部地域で依然として氾濫していることから、同局ではターチーン川から海に放出する水量を増やす考え。チャイナート・パーサック川の水量を秒当たり150立米から180立米に増やすことでチャオプラヤ川流域の水位を減らすとしている。


日付 : 2016年10月31日

By : 週刊タイ経済

登録