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EV生産での投資 BOI申請はまだなし

 アチャカー・シーブンルアン工業相は20日、タイ代替エネルギー研究所が開いた電気自動車(EV)に関するセミナーで講演し、EV生産での投資委員会(BOI)への投資奨励の申請がまだ1件もないことを明らかにした。

 政府はEV生産を支援する政策を打ち出しているが、まだ具体的な投資優遇は発表していない。工業相は日本のFOMMコーポレーションがタイでのEV組立工場の建設に強い関心を寄せていることを明らかにしている。

 FOMMは資本金3億6000万バーツでFOMMアジアを設立済み。FOMMが49・9%を保有しているほか、タイのパートナー2社が出資した。

 BOIはEV生産、バッテリー、モーターなどの基幹部品の製造と充電インフラをカバーする投資奨励のパッケージの研究を完了している。EV生産への投資をBOIに確約し、投資奨励を申請した企業はEVを無税輸入することが許される。

 政府は2036年までに120万台のEV生産、690か所の充電ステーションの全国整備を目標に掲げている。アチャカー工業相は、ゴールに達するまでには長い道のりがあるが、タイの自動車産業の競争力を強化するためにもEV生産に向かう必要があるとしている。


日付 : 2016年10月31日

By : 週刊タイ経済

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