スイスの国際経営開発研究所（ＩＭＤ）が毎年発表している世界人材レポートによると、今年度のタイのランキングは61か国中37位だった。昨年度の34位から３つランクを落としている。タイは08年度の調査では24位だったが、その後低下を続けている。

　ＩＭＤの調査は各国の人材育成（教育）のための投資、教育の質、優秀な人材を引き付ける魅力、市場の需要に対する人材供給力など20の指数から順位付けしている。タイは教育投資が不十分で、人材供給力などで低い評価だった。調査対象は国際企業の経営者４３００人。

　ランク１位はスイス、２位はデンマーク、３位ベルギー、以下、スウェーデン、オランダと続く。東南アジアではシンガポールが15位、マレーシア19位、インドネシア44位、フィリピン51位と、いずれも前年から順位が低下した。ちなみに日本は30位。他のアジア諸国は香港10位、台湾24位、韓国38位、中国43位、インド60位となっている。


日付 : 2016年12月05日

By : 週刊タイ経済