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ムサシ・オートパーツ社 SCGが持株21%を放出

 サイアム・セメント・グループ(SCG)は、自動二輪車部品メーカーのムサシ・オートパーツ社の持株21%を放出する方針を固めた。このほど同社の親会社である武蔵精密工業(愛知県豊橋市)との間で合意に達した。株売却額は9億7000万バーツで、SCGは1億5000万バーツの特別損失を計上する。

 ムサシ・オートパーツは1988年にSCGと武蔵精密工業その他の出資者で設立された合弁会社。ナワナコン工業団地と304工業団地に工場がある。15年に56億2000万バーツを売り上げ、4億3900万バーツの純利益を計上した。総資産額は60億6000万バーツ。

 SCGは中核事業であるセメント・建材、パルプ・製紙、石化事業の強化に努めており、97年のバーツ危機後は本業以外の事業から撤退を進めてきた。セメント製造ではラオスで180万㌧の生産能力を有する新工場が17年第1四半期(1~3月)に運転を開始する予定のほか、カンボジア工場では生産能力を180万㌧に増やす拡張工事が進行中。またインドネシア、ミャンマーでも180万㌧規模の年産能力を有するセメント工場の建設を進めている。これらの合計投資額は38億バーツ。


日付 : 2017年01月09日

By : 週刊タイ経済

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