カナック タイランド
各種金型、部品への金属表面硬化処理(ガス窒化処理:カナック処理)
放電被覆とカナック処理の複合処理 |
カナックプラス処理とは |
カナックプラス処理とは、放電被覆法で表層にWCを溶着させた後、カナック処理または、カナックOX処理した複合処理で、高い耐溶損性を発揮します。多少面荒れをおこしますので、限定された特定部位への適用となります。
カナックプラス処理は、ダイカスト金型のゲート前に見られる局部的な溶損対策として開発しました。
また、グラビティ鋳造の塗型の下地処理としても効力を発揮します。
特徴
| ||||||||
使用目的 ■ 耐溶損性向上 | 適応分野 ■ 各種ダイカスト | 主用途例 ■ 各種ダイカスト用金型 |
特徴 ■ 放電被覆層の密着力が向上します ■ 高い耐溶損性を発揮します ■ 土砂磨耗に強くなります | 使用目的 ■ 耐溶損性向上 | 適応分野 ■ 各種ダイカスト | 主用途例 ■ 各種ダイカスト用金型 |
評価実績例 |
適用品 | 現状 | 材質 | 改善状況 |
---|---|---|---|
ダイカスト用鋳抜きピン | タフトライド品は1時間毎に磨き | SKD61 | 1週間連続鋳造が可能になった |
ダイカスト用金型 | Ti3コートは8時間で焼付 | SKD61 | 6日間以上焼付無し |
低圧鋳造用金型 | 3,000ショットで使用不可 | SKD61 | 10,000~12,000ショットまで延命 |
低圧鋳造ゲート口金 | 500ショットでちぎれ発生 | YXR33 | 3,000ショットまで延命 |
更に緻密になった酸化皮膜層でAlの浸食から金型をガード!カジリ・溶損を防ぐ! |
| |
カナックプラス断面写真 | 一般的な放電被覆断面写真 |