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ペリージョンソン レジストラー (タイランド)
ISO認証取得なら 安心と信頼の審査登録機関 PJR

ISO 9001/14001 改訂情報


★2015年→2026年版への認証移行を希望されるお客様 ★新規認証をご希望のお客様​

※本情報は現時点でのタイムライン(予定)に基づくものであり、正式に決定した事項については、随時更新して参ります。

2026年に予定しているISO9001/14001の改訂に伴い、弊社では移行審査の実施を計画しています。
詳細が確定しましたら改めてご案内いたします。

先の4月15日にISO14001:2026年版がISO9001に先行し正式発行されました。ISO9001は計画通り本年9月に発行される予定です。

ISO14001:2026 改訂内容

ISO14001:2026は、ISO14001:2015をベースに付属書SL(Harmonized Structure)最新版への整合、環境課題の具体化、用語の整理が行われました。主な改定のポイントは以下の4点です。

1. 環境状態を例示

汚染レベル、天然資源の利用可能性、気候変動、生物多様性、生態系の健全性を明記

2. 文書化要求の表現変更

「維持する/保持する」から「利用可能な状態にしなければならない」へ変更

3. 計画プロセスの細分化と変更計画

リスクと機会の計画策定(6.1.4/6.1.5)の分割、及び変更の計画(6.3)を明確化

4. 改善プロセスの構造変更

箇条10の構成の変更、一般と継続的改善を一体化

また、要求事項(Shall)を比較すると;

箇条

タイトル

2015年版

2026年版

差分

4

組織の状況

11

10

-1

5

リーダーシップ

5

5

0

6

計画策定

18

20

+2

7

支援

15

15

0

8

運用

9

9

0

9

パフォーマンス評価

18

17

-1

10

改善

5

4

-1

 

合計

81

80

-1

となり減っているように見えますが、この規格を担当している専門委員会(ISO/TC 207)は、今回の改訂は根本的な書き直しではなく、改良であると説明しています。
これらの変更は、過去10年間における環境問題に対する期待の変化を反映したものであり、世界規模でより一貫性があり、信頼できる環境マネジメントを支援することを目的としています。

詳しい改訂ポイントについての説明は、後日開催予定のセミナーにて行います。

ISO9001:2026 改訂内容(当社独自予測)

改訂規格「ISO 9001:2026」の発行は、 2026年9月を目標として進められています。

以下、改訂の目的や重点領域(ISO TC 176/SC 2 やWG29内部資料、その他一部信頼性の高い第三者解説に基づく情報から抜粋し、PJRが独自に取りまとめていたものです)

─ 新たに要求事項が追加されるもの ─

気候変動への対応

ISO9001:2025 (DIS) 4.1「組織及びその状況の理解」
『組織は、気候変動が関連課題であるかどうかを決定しなければならない。』

QMSにおいても環境への影響や持続可能な運営方針を考慮する要求が強調され、CO₂削減、資源効率、循環型経済の推進などへの配慮が求められる。

★目的・背景
気候変動やSDGsへの国際的合意に対応するため。組織には品質だけでなく「社会的責任」を含めた価値提供が求められているなかで、特に気候変動の影響が重要視されたものだと考えられる。

倫理・インテグリティの
導入

ISO9001:2025 (DIS) 5.1.1「リーダーシップ及びコミットメント」
『倫理的行動は品質文化の一部であり、品質マネジメントシステムを支援するリーダーシップの基本である。』

品質データ改ざんやコンプライアンス違反防止のため、倫理性を明文化し、組織文化に統合する。

★目的・背景
相次ぐ不祥事(検査データ改ざん、品質偽装)が世界的に信頼を損なう要因となっており、相次ぐ不祥事、「品質=信頼の証」とする原点回帰が必要であると考えられたと思われる。

サステナビリティ

ISO9001:2025 (DIS) A.4.2 補足「利害関係者のニーズ及び期待」
『持続可能性やその他の外部要求に関する期待は、顧客やその他の利害関係者から表明され得る。』

サステナビリティなど広範な利害関係者要求が含まれるようになり、ESGや社会的要請も品質マネジメントの枠内に入れる方向。

★目的・背景
社会的責任(CSR/ESG)やサステナビリティが企業経営の必須要素になってきている。利害関係者の範囲を広げることで、組織の信頼性や透明性を強化するべきと考えられたと思われる。

─ 拡張されるもの ─

リスクと機会の
明確な区分と対応

ISO9001:2025 (DIS) 6.1「リスク及び機会への取組み」
A.4.4『プロセスアプローチは、PDCAサイクルとリスク思考および機会思考を組み込む。』

2015年版では「リスク及び機会を考慮する」と緩い表現であったが、リスク(負の影響)と機会(正の影響)を明確に区別し、アプローチ方法を体系化する。

★目的・背景
不確実性が高まる時代において、受け身の「リスク回避/低減」だけでなく積極的に「機会を掴む」ことが企業の競争力を左右すると考えられたと思われる。

心理的要因と
デジタル化への対応

ISO9001:2025 (DIS) 7.1.4「プロセスの運用に関する環境」
A.7.1.4『一部の機能では新興技術を人の代替として使用できるが、その際には倫理的行動や説明責任への影響を考慮することが重要である。』

2015版の作業環境は物理・人的要因に心理的要因も含まれていたが、2025版では心理的要因に加え新興技術導入時の倫理性・説明責任まで考慮対象に拡張。

★目的・背景
AIなど技術革新が進む中でも、人間中心の働きやすさと倫理的信頼性を維持するため。

外部要因レビュー

ISO9001:2025 (DIS) 9.3「マネジメントレビュー」
​A.9.3『組織は、外部・内部環境に起因するリスクや機会、関連する変化を考慮して、マネジメントレビューの間隔を決定する。』

2025年版では「外部環境変化・利害関係者期待」をレビュー対象として明確化され、戦略的レビュー色が強まった。

AI等の先端技術の導入、デジタル化

ISO9001:2025 (DIS) 10.1「継続的改善」
A.10.1『新興技術の活用は、継続的改善を促進し、品質マネジメントシステムに影響を与える。』

2025年版は「デジタル化・新興技術」を改善活動に取り入れることを推奨。

★目的・背景
気候変動や技術革新といった外部要因の急速な変化に即応し、多様な利害関係者の期待に応えるため、品質マネジメントを経営戦略の一部へ統合する必要があると考えられたと思われる。

是正処置の柔軟な対応

ISO9001:2025 (DIS) 10.2「不適合及び是正処置」
A.10.2『全ての不適合に是正処置を取ることは必須ではない。根本原因分析を必ず実施する必要もない。組織が選択(リスクに応じ)する。』

2015年版では「不適合発生時には修正処置、そして是正処置の必要性を評価し実施」とされていたが、誤解が多く2025年版では柔軟化。リスクの重大性に応じて対応を決めることがより明確にされた。

★目的・背景
マネジメントシステムの活動の前提は、リスク思考で物事を判断することである。しかし「何でもやっておけば大丈夫」的な発想が根強く特に改善では業務効率を大きく損なっていると考えられたと思われる。

 

 



最近の更新 2026年05月22日