防災設備工事設計から施工まで、タイ国内での工場の |
必要な場所にふさわしい、数々の防災設備。生活空間の安全と快適環境づくりに役立っています。
防火防災用具の第一歩は「最も身近な防災器具」と言われる消火器ですが、構造的な施設や建築物にはそれにふさわしい防災設備の設置が必要となり、スプリンクラー設備などのように消防法によって設置が義務付けられている防災設備がそれにあたります。ここでは、配管設計を必要とする消火設備や移動式消火設備をはじめ、防災関連機器の多様なアイテムをご紹介します。
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水系消火設備水による消火・防火を目的としたシステムで、一般ビルなどに幅広く採用されています。 |
スプリンクラー設備スプリンクラー設備は、水による初期消火を目的として、火災感知から消火までのすべてを自動で行う消火設備です。 スプリンクラー設備には、一般ビル用の「閉鎖型湿式」、電算機室などに設置する「閉鎖型予作動式」、寒冷地用の「閉鎖型乾式」、さらに舞台部などに設置する「開放型」の4種類があります。 |
ウォーターミスト消火システム「マイクロフォグ」*は、スプリンクラー設備の高い冷却性能とガス系消火設備の窒息性能を併せ持つ、人に安全でクリーンな消火設備です。 *MICRO FOG® マイクロフォグ 特許出願中 |
放水型スプリンクラー消火システムホテル・デパート・劇場・ドーム・イベントホールや地下街など、高天井で開放的なアトリウム空間を天災から守るのが「放水型スプリンクラー消火システム」です。高天井の側壁要所に設置した放水型ヘッドが防護空間を広範囲にカバーし、火災感知などとの連動によって、総合的な防火体制をつくるインテリジェント防災システムです。 感知器が火災を感知すると制御部が作動し、強力な放水によって短時間で消火します。 防水機構開発の技術革新は年々進歩し、まさに放水進化論と言ってもいい性能向上を実現しています。 |
泡消火設備危険物取扱所および製造所・貯蔵庫・駐車場などに設置されます。 |
泡消火設備は引火性液体を対象とし、主に危険物取扱所および製造所・貯蔵庫・駐車場などに設置されます。水と消火薬剤を比例混合した水溶液を泡放出口より空気を含むエアフォームとして散布し、燃焼面を覆い空気を遮断するとともに冷却効果で消火を行います。
泡消火薬剤危険物火災の消火には一般的に泡消火薬剤が使用されています。対象となる危険物の種類(水溶性*または非水溶性)、火災の形態(石油タンク・流出油火災または駐車場火災など)、あるいは消火設備の違いに応じた泡消火薬剤を使う必要があります。 さまざまな泡消火薬剤の特徴を活かした適材適所の使用が大切です。 *水溶性の危険物とは、アルコールのように水に溶けて混ざりやすい可燃性液体のことです。 |
ガス系消火設備コンピューター室や通信施設、実験室などに多く用いられています。 |
消火薬剤として不活性ガスやハロゲン化合物を噴射することで、窒息効果や化学的変化により消火を行う方式です。消火後の汚損がほとんどないため、コンピューター室や通信施設、実験室などに多く用いられています。
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粉末消火設備燃焼拡散が速い危険物や指定可燃物火災の消火設備に最適。 |
粉末消火設備は消火粉末を火源に大量放射することで、燃焼面を覆い空気遮断による窒息効果、粉末消火剤が熱により分解し、発生する炭酸ガスによって空気中の酸素濃度を下げる希釈窒素効果、化学作用によって燃焼の連鎖反応を中断する負触媒効果(抑制効果)の相乗効果により、即効的に消火できます。
特徴◎ 短時間で大量の消火薬剤を放出し強力な消火効果を得ることができます。 ◎ 瞬時に消火し、燃焼拡散が速い危険物や指定可燃物火災の消火設備に最適。 ◎ 消火薬剤は気温に左右されず、性能に変化がないため寒冷地でも安心。 ◎ 消火薬剤は使用後簡単に清掃ができ、かつ汚損も少ないので経済的です。 ◎ 電気絶縁性が優れ、変圧器など高圧電気設備にも使用できます。 ◎ 貯蔵容器等の操作が簡単明瞭。使用後、配管のクリーニングなども簡単。 |
パッケージ型消火設備屋内消火栓設備の代替消火設備としても多く設置されています。 |
消火薬剤貯蔵容器・起動装置・加圧用ガス容器・ホースなどをパッケージ(収納箱)内にコンパクトにスッキリ収納しました。 一人で効果的に使用できるうえメンテナンスに手間がかかりません。 屋内消火栓設備の代替消火設備としても多く設置されています。 |