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TAISEI KOGYO (THAILAND) CO.,LTD.
金属粉末射出成形(MIM)部品の製造・販売

  ステンレス材のMIMへの工法転換について

優れた耐食性と機能性により幅広い分野で用いられるステンレス材の需要は拡大を続けて います。ステンレス鋼は、オーステナイト系、フェ ライト系、マルテンサイト系、析出硬化系と呼ばれる4種に大別され、その種類は100種以上 あると言われています。かつてステンレス鋼の代名詞と言われた18-8ステンレス鋼(304)の需要は減少傾向にあります。現在は各製品の要求に合う種類のステンレス鋼が選択され使用されていることの現れです。今回のニュースレターでは弊社で取り扱いのある代表的な鋼種について紹介します。

SS316L

 オーステナイト系ステンレス

引張強度

≧ 480MPa

硬度

≦ Hv 200

熱伝導率

16 W・mK

高い耐食性で用途や利用領域が最も広いステンレス鋼

316Lは304にMoを添加し、炭素含有量を低くした組成を持つ。表面硬度・引張強度などは他の鋼種に劣るが、耐食性が非常に高く、高温強度も優れる。加工硬化が著しい材料なので機械加工が困難である。MIMによる自由な形状設計と高精度な量産性を活かした提案が可能。

 

SS630

 析出硬化系ステンレス​

引張強度

≧ 1310MPa

硬度

≧ Hv 375

熱伝導率

16 W・mK

耐食性と高強度を兼ね備えたステンレス鋼

630は銅(Cu)を熱処理で析出させ硬度が高くなる性質を持つ。元来、焼き入れ効果が得られないオーステナイト系ステンレスの高硬度化を図ったステンレス鋼なので耐食性にも優れる。近年特に医療用部品としての活用が増えている。

 

SS410L

 フェライト系ステンレス​

引張強度

≧ 360MPa

硬度

≦ Hv 200

熱伝導率

24 W・mK

軟磁性材として再注目されているステンレス鋼

410LはMo、Si などが適度に調整されているため高温下でもフェライト のまま存在し、熱膨張係数も他の鋼種より低い。熱処理を行っても硬化せず、耐食性も低いが磁性を持つため、 センサーやモーター類の小型化・複雑形状化を実現するため要求が増えてきている。

 

440C​

 マルテンサイト系ステンレス​

引張強度

≧ 1630MPa

硬度

≧ Hv 615

熱伝導率

24 W・mK

熱処理で高硬度を実現するステンレス鋼

440Cは炭素の含有量が多く、焼き戻しの条件により幅広い機械的特性を与えることが可能で、強度や硬度を要する機械部品や刃物などに多用されている。しかし、加工性が低いため、微小な部品の量産にはMIMのニーズが大きい。

最近の更新 2019年04月02日
業種別
特殊加工
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