Untitled Document

 タイの文化・風習は、国民の9割が信仰している上座部仏教の影響を大きく受けている。カレンダーには満月・半月の印が書き込まれ、仏日と呼ばれ、寺院や僧侶へ喜捨(タイ語でタンブン)をすると良い日とされている。また、仏教行事をもとにした祭日(下記参照)もあり、陰暦で決定される場合が多く、毎年日程が異なる。

マーカ・ブーチャー (万仏節) 陰暦3月の満月の日で、仏教信仰確立の日
ソンクラーン (灌仏節) バラモン陰暦の元旦をはさむ3日間(4月13~15日) タイの旧正月
ウィサカ・ブーチャー (仏誕節) 陰暦6月の満月の日で、釈迦の生誕の日
アーサラハ・ブーチャー (三宝節) 陰暦8月の満月の日で、仏・法・僧の三宝が完成
カオ・パンサー (入安居) 三宝節の翌日
オーク・パンサー (安居明) 陰暦11月の満月の日

 仏教の他には、精霊信仰(アミニズム)というのがあり、日本と同じように自然界に神が宿っているとするものである。土地や大木などには精霊が宿っているとされ、それを祀ったほこらに人々が手を合わせる姿をあちこちで見かけることができる。

 年長者を敬うという観念は教育現場でも徹底されているため、両親に対する敬愛の念は深く、家族や一族郎党を大事にする傾向がある。

Powered by Fact-link.
http://www.fact-link.com