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  バンコクのごく中心部以外では、公共交通機関が発達していないタイでは、自宅と工場間、またはオフィスと工場間の移動に車を利用することになる。会社名義で購入するのか、リースをするのか、自分で運転するのか、運転手を雇うのかによって、経費や手続き面での違いが生じてくる。

乗用車の購入

  販売代理店、ショールームなどで購入車種を実際に見て決めるのが一番。日本車ディーラーであれば、日本人担当者が常駐している場合があるので、用途や使用頻度などを相談するとよい。新車価格の一例として、トヨタカローラAltis(1.8E A/T) が 87万4,000バーツ、トヨタカムリ(2.4Q A/T) が 151万5,000バーツとなっている。(2005年2月末現在)現金一括払いで購入する際は、会社であれば、会社登記簿の複写・会社所有者の旅券/労働許可証の複写・委任状・保険料、個人であれば、旅券の複写・労働許可証の複写または在留証明書・委任状・保険料が手続きに必要だ。なお、分割払いをしたい場合はファイナンス会社を通してのローンになるため、手続き等は販売店に確認をした方がよい。中古車は信頼できる中古車ディーラーから購入しないと、知識がない場合は状態が悪い車を売りつけられる場合があるので要注意。

カーリース

  タイに常駐せずに、日本とタイを行ったり来たりする人や、メンテナンスや保険等の煩雑な手続きを省略したい人は、購入よりもリースの方が簡便性が高く経済的だ。車本体だけではなく、運転手つきでリースすることもできるため、免許証がない人でも心配無用。車本体のみのリース料金は、エコノミータイプの乗用車で月額2万数千バーツが相場になるが、日割りや年間契約でのリースも可能だ。料金のみを選ぶときの目安にするのではなく、事故を起こしたときにも責任を持って対処してくれるしっかりとした会社を選びたい。

  車両本体のリース(保険料、メンテナンス料など込み)で3年リースの月々の走行距離が 6,000km以内の場合、1.8Lのトヨタ「カローラ」タイプで月々25,000B前後(車のグレードや車載装備やオプションによっても違う)、 2.4Lのトヨタ「カムリ」の場合で、月々38,000B前後が相場である。この場合の保険付きとは、事故が起こった場合に電話一本で対応してもらえるとのこと。日本人が運転している、もしくは日本の会社(日本人)所有の場合、示談交渉等の際に不利なことが多い為、こう言った保険・示談交渉サービスが入っていると心強い。(日系大手オートリース会社様ご回答)

レンタカー

  タイでのレンタカー(保険料、メンテナンス料込み)の場合、月極めで1.8Lのトヨタ「カローラ」タイプで月々29,000B前後(車のグレードや車載装備やオプションによっても違う)、2.4Lのトヨタ「カムリ」の場合、45,000B前後になる。運転手を付ける場合には、その給料が月7,000B(1日8時間利用の場合)。車だけのレンタルの場合は、会社の登記簿謄本や株主名簿とデポジット1万バーツ前後と、運転する人のパスポートのコピー、運転免許(インターナショナルドライビングパーミット)、ワークパーミット等も提出書類として必要になってくる。1日の場合は、ガソリン代なども込みでトヨタ「カムリ」で5時間2,000B前後(ガソリン代、運転手給与、保険料込み)。

※細かい条件により金額が変わってくるので、詳細はご確認頂きたい。

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